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学校概要

伝統構法の継承と新たな時代のひとづくりを目指して

信州職人学校の開講目的と事業概要

写真:信州職人学校

建設労連では2009年度より以下の目的で「信州伝統建築技能継承事業」に取り組んでいます。

  1. 伝統建築技能の次世代への継承(技能後継者の育成)
  2. 建築技能に対する社会的評価の向上(建築技能者の地位向上や待遇改善)
  3. 伝統技能を生かした家づくりの推進

その第一弾として2009年6月より長野県や内外関係者の協力を得て、中堅大工を対象とした「信州職人学校・伝統大工コース」を開講しました。

このコースでは、「信州の伝統を未来につなぐ、新たな時代の大工棟梁」の育成を目指して、中堅大工を対象にしたステップ訓練(1年目:基礎コース、2年目:応用コース)を行います。各コースの修了者には、長野県知事が認定する独自の「技能評価試験」を実施し、合格者には「信州伝統大工」(1級、2級)の称号が与えられ、将来の活躍の基盤が形成できます。

開講以来、4年間で延61名(入門講座を含む)の仲間が受講し、技能評価試験では延19名に「信州伝統大工」(1級10名、2級9名)の称号が与えられました。

2010年9月には国土交通省・林野庁連携プロジェクトである「木のまち・木のいえ担い手育成拠点」(国庫補助事業)に、全国10拠点の一つとして選定されました。

先人が残した多くの民家や古建築に関心を持ち、さらなる技の上達を目指している若い仲間の皆さん、伝統構法・文化の再生に向けたプロジェクト「信州職人学校・伝統大工コース」に参加してみませんか。

事業の経緯

信州伝統建築技能継承事業 担い手育成拠点事業
平成16年
(2004年)
5月母体労組(建設労連)定期大会で伝統建築技能者養成対策への着手を決定  
10月金沢職人大学校を視察
平成17年
(2005年)
11月島根県立松江高等技術校・伝承建築科を視察  
平成18年
(2006年)
12月伝統建築技能継承検討委員会を設置  
平成19年
(2007年)
8月同検討委員会のコーディネーターを秋山恒夫氏に依頼  
 同検討委員会を計6回開催
平成20年
(2008年)
 同検討委員会を計6回開催、「伝統建築技能継承事業」の事業に向けた答申取りまとめ  
10月建設労連執行委員会へ「伝統建築技能継承事業」の実施に関する答申を行い、承認を受ける
11月長野県へ「信州伝統大工技能評価」の認定申請を実施、認定審査会を経て県知事より認定を受ける
12月信州伝統建築技能継承事業運営委員会を設置(開講準備を開始)
平成21年
(2009年)
6/6信州職人学校開講 基礎コース(1期生)開講式  
11/7基礎コース修了式
11/14・23信州伝統大工2級技能評価試験
平成22年
(2010年)
6/5応用コース(1期生)開講式 9/14平成22年度事業応募の採択決定
11/6応用コース修了式 10/29藤澤好一アドバイザーとの協議
11/13・20信州伝統大工1、2級技能評価試験 11/13ものづくり体験フェアへ出展
12/16中間報告会
平成23年
(2011年)
6/4基礎コース(2期生)開講式 1/12信州建築職人ネットワーク準備委員会開催
11/5基礎コース修了式 2/21信州伝統大工養成セミナー開催
11/12・19信州伝統大工1、2級技能評価試験 2/28実績報告
3/11事業成果発表会
平成24年
(2012年)
6/2応用コース(2期生)開講式  
11/10応用コース(2期生)修了式
11/10信州伝統大工1、2級技能評価試験(学科)
12/8・9信州伝統大工1、2級技能評価試験(実技)
平成25年
(2013年)
※予定
6/1基礎コース(3期生)開講式  
11/10基礎コース(3期生)修了式
11/9信州伝統大工1、2級技能評価試験(学科)
11/16・17信州伝統大工1、2級技能評価試験(実技)

組織機構図

組織機構図

運営体制(2013年3月15日現在)

信州伝統建築技能継承事業運営委員会

委員長 清水清武(運営委員長、県建設労連・副執行委員長)
座長・コーディネーター 秋山恒夫(職業能力開発総合大学校元教授)
委員 三浦保男((有)三浦創建、塩尻建設労働組合)
川又 健((有)寺島工務店、長野建設産業労働組合)
藤森久弘((有)マル和建設、諏訪建設労働組合)
森   望((株)美登利屋工務店、長野建設産業労働組合)
片井英治(片井工務所 佐久建設労働組合)
宮島晴樹(県建設労連・書記長)
宮川信一(県建設労連・書記次長)
事務局 矢ヶ崎弘之(書記局)、吉田晃祐(書記局)

信州伝統大工技能評価委員会

委員長 土屋 功(技能評価員、長野建設産業労働組合)
委員 市岡和人(技能評価員、飯下建設産業労働組合連合会)
花岡幸一(技能評価員、岡谷建設労働組合)
清水清武(運営委員)
秋山恒夫(運営委員)
三浦保男(運営委員)
川又 健(運営委員)
事務局 宮川信一、矢ヶ崎弘之、吉田晃祐(書記局)

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信州伝統大工技能評価試験詳細

信州伝統大工技能評価試験

各コース修了者には長野県認定の「信州伝統大工技能評価試験」を実施します。合格者には「信州伝統大工」(1級、2級)の称号が与えられ、将来への活躍の基盤が形成できます。

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